竣工図ってどんなもの?
竣工図とは、工事がスタートしたあとに発生した変更箇所などをもとに設計図を修正して、最終的に竣工した建物を正しく表した図面のことです。
建物を建設する時には、設計図をもとに工事を進めていきますが、工事の途中で変更がでる場合があります。特に、配管や電気配線などに、さまざまな変更がでることが少なくありません。
このように設計図と実際の建物に違いが出ることが多いため、最終的に出来上がった建物の状態を残しておくのが竣工図です。
将来、修繕やリフォームをする時に、竣工図がないと困ります。また、売却をする際にも必ず必要な書類です。ただし竣工図は、こちらから申し出なければもらえないこともあるので、まちがいなく受け取って、大切に保管しておきます。
竣工図と似た言葉の「施工図」という図面があります。竣工図と施工図との違いは何でしょうか?
竣工図は、最終的に完成した建物の状態を表した図面です。
一方、施工図とは、建物が完成するまでの工程がスムーズにいくために必要な情報を集約した図面のことです。実際の工事にはさまざまな職種の方がかかわりますが、情報を共有することで、施工ミスや無駄をなくすための書類です。
福山の施工図の求人の様子とは?
福山で竣工図の求人を探す場合は、ネットで検索したり、ハローワークへ行くのがいいでしょう。図面作成に関する求人は、建築関係の会社から多く見られるようです。
また、竣工図を書く仕事につくために必要な資格は特にありません。ですが、CADオペレーターとしての経験や業界の経験者を優遇する求人が多くあり、建築士や建築施工管理技士などを条件としている会社もあります。
一方で、中には実務経験や業界での経験がない未経験者でも応募ができる求人もあるようです。未経験でもこのような会社に就職ができると、うまく図面を書けるようになるまでコツコツ経験を積んで、将来は図面技術者のプロになることもできます。