広島県の自治体へ道路補修してほしいところを通報できる便利なシステムの紹介

広島県は、中国山地に含まれる中起伏で標高の低い山地が広がり、狭長な谷底平野や小さな三角州が点在する地形が特徴です。このような地形は、道路の劣化や補修が必要な箇所の発生につながることもあります。そこで広島県の三次(みよし)市では、住民が道路の損傷や補修が必要な箇所を簡単に通報できる便利なシステムを導入しています。今回は広島の道路補修通報システムについてまとめました。

広島県三次市で取り組んでいる道路補修個所の通報システム

広島県三次市では、公式LINEアカウントを通じて、道路の異常を簡単に通報できるシステムを導入しています。舗装の穴ぼこや倒木、グレーチングの破損などを写真と位置情報付きで送信可能です。リッチメニューから「通報」を選択し、具体的な内容を入力するだけで完了します。通報の対象は三次市が管理する市道や県道に限定されますが、スマートフォン一つで気軽に利用でき、住民の声を迅速に届ける仕組みが整っています。この流れが広島県全域へ拡大していくことが期待され、システムの拡大によってより容易に道路補修の必要な箇所が行政へ伝えられるでしょう。

国道で道路補修が必要な場所を通報するシステムもある

国道で道路補修が必要な箇所を通報できる便利なシステムが「道路緊急ダイヤル(#9910)」です。このシステムでは、道路の穴ぼこや路肩の崩壊、落下物などの異状を24時間受け付けています。また、令和6年からは三次市同様にLINEを利用した通報も可能になり、写真や位置情報を簡単に送信できます。通報は道路管理者に直接届き、安全確保のため迅速な道路補修などが期待できます。国道の異状を見つけた際には、ぜひ活用してみてください。

東京はどうやって道路補修の通報ができるの?

東京都の道路や公園などの不具合は、スマホアプリ「My City Report(MCR)」で簡単に通報できます。アプリで写真を添付し、損傷箇所をGPSで特定して投稿すれば、確認後に道路補修が行われます。このように専用アプリによる通報も存在するのです。