行政機関と深く関わる司法書士
司法書士とは、行政機関に提出する書類を作成して請求する職業のことです。行政機関に提出する書類を作成するには、法律に関する知識が必要不可欠。資格を持つ司法書士は、個人か法人から依頼を受けて代行に取り掛かります。
また場合によっては、法律にかんする相談も受け付けることも。生活を豊かにするためには、司法書士の存在は欠かせません。東京には司法書士事務所が数多く存在します。
実は密接な関係
普段生活を送る上で、司法書士とあまり関わることがないと思われるかもしれません。何か会社を経営していないというのならば、接点を持つことはそんなにないでしょう。しかし、裁判ならば“ある日突然”に深く関わることは出てくるはずです。
例えば、お店から少額のお金を返金して欲しいと、裁判をおこすとしましょう。個人でもできなくはないものの、法律の知識が無かったら厳しいです。そこで司法書士に依頼することにより、スムーズな手続きが可能になるという訳です。
司法書士のお仕事
また登記も、司法書士の重要なお仕事。東京で家を購入した場合、家がどこの誰のものなのかをハッキリさせる必要があります。そこで「登記」をおこなうことにより、家の持ち主がはっきりするという訳です。
先程紹介した少額の返金の案件は、訴訟代理・支援になります。認定司法書士であるのが条件になりますが、司法書士は依頼者の「代理人」として活動することが認められています。ただし返金額が140万円以上であれば、司法書士ではなく弁護士の出番になるでしょう。裁判に縁遠い人であっても、相続や成年後見業務でお世話になる可能性もあります。
司法書士と弁護士の違いは?
司法書士と弁護士の仕事に、大きな差はないと思われるかもしれません。確かに両者とも法律のスペシャリストです。
ただ違うのは、承れる業務の範囲です。例えば離婚の際におこなわれる相手との交渉は、弁護士のみの特権です。司法書士は認められていません。離婚により不動産登記の変更があれば、司法書士でも対応は可能。司法書士ができるのは、書類の作成。男女のもつれは、手がでないのが現状です。