工事は工事でも一味違う土木工事
普段何気に使っている道路は、土木工事の賜物です。しかし勝手に道路を工事することはできず、数多くの許可や資格は必要不可欠です。
「工事は工事だろう」という声もあるでしょうが、簡単な話ではないのです。では土木工事は、具体的にどういう工事をさすのか掘り下げてみました。
土木工事の仕事内容
先程にも取り上げましたが、土木工事は道路整備や舗装などの工事を担当するものです。また橋・河川・鉄道・空港・ダムも、土木工事の仕事。時には、下水道の工事を担当する場合もございます。なお高知にある土木工事会社では、野球場のバックスタンドの工事も承っていました。
なお土木工事の仕事は、何も工事だけではありません。どこからどうやって工事をするのかの計画立て、測量を行うのも大事な仕事。さらに万が一の天災にも耐えられるように、環境を整えるのも大事な仕事です。土木工事は人の命を守る、大切なお仕事です。
土木工事3つの仕事
土木工事は大きく3つに分かれています。基礎工事は建物の基盤を造る工事のこと。建設予定地の地盤が弱い場合は、杭を打ち込んで建物を支える工事を進めるという風にです。造成工事は、元ある土地を加工する工事を指します。例えば高低差がある土地の場合、下手に建物を建築することはできません。そこで盛土を使い、高低差をなくすという訳です。
街中で見かける土木工事は、外構工事でしょう。例えば建物に塗装を施す「塗装工事」が、外構工事に該当します。塗装を施すことにより建物を強化し、災害から住む人を守る役割があるのです。
資格は必要?
土木工事の会社に入社する場合、資格取得は考えることと思われます。ただ土木工事の仕事範囲はかなり広いので「特定の資格を持てば有利」と、いうのはありません。
強いてあげるとすれば、コミュニケーション能力そのものでしょう。仕事内容によっては、危険と隣り合わせ状態になることもしばしば。他の社員とコミュニケーションを取らなければ、大変なことになります。土木工事だけに限った話ではないものの、コミュニケーションは欠かせません。