介護の放棄はNG
大切に育ててくれた親の介護ならば、多少の困難も何とか乗り越えられるでしょう。しかし毒親ならば、話は別です。子供の頃に酷いことをされたら、放置もしたくなるもの。しかし、介護を放置してしまうと警察に捕まる恐れがあります。
3ヶ月以上5年以下の懲役刑も、有り得る話です。さらに万が一死亡した場合は、保護責任者遺棄致死罪も加えられるでしょう。人生を守りたいのなら、介護はした方が良いのです。では毒親の介護が必要になった場合、どう対処すれば良いのか考えましょう。
誰かに相談すること
まずは、誰か信頼のできる人に相談することです。介護だけに限った話ではありませんが、1人で問題を抱えても解決はできません。本来簡単に解決できる問題でも、1人で抱えるとものすごく難しくなるのです。
まずは地域包括支援センターまで、ご相談下さい。相談する場合は、毒親であることを素直に伝えたほうが良いです。「親の顔も見たくない」というのなら、見たくないと伝えて下さい。なお名古屋各地に支援センターはございますので、ご近所にもあるかもしれません。センターに相談すると、介護に関する相談だけでなく、介護保険の申請協力も得られます。介護保険に認定されたら、負担はもっと軽くなるでしょう。
暴言や暴力があった場合は?
ただ毒親となると、ものすごい暴言を吐く人もいらっしゃるかと思います。毒親ではない人でも、介護になると暴力を振るうようになったという話も珍しくはありません。
万が一暴言を吐かれても、真剣に受け取らないようにしましょう。暴言の原因は色々ありますが、病気によって引き起こされることも考えられます。また距離を取るのも、大切なこと。暴言に対して言い返したいという人もいらっしゃるでしょうが、言い返すと余計に悪化します。
障がい者グループホームを活用する
名古屋の障がい者グループホームを活用するのも、1つの方法です。「世話人」と呼ばれる人が管理するので、ご家族に負担は一切かかりません。
また利用者側も、普段と同じ生活が送れるので感情の爆発も抑えられるでしょう。