加古川市の放課後等デイサービスで行われている試みはどんなもの?

加古川市は沿岸部に製鉄会社が林立するなど工業地域としての側面を持つだけでなく、靴下や建具などの伝統工芸品の生産も盛んです。このような環境にある放課後等デイサービスでは、手を使った療育が行われているところも少なくありません。今回は、加古川市の放課後等デイサービスで行われている療育の内容を一部紹介しましょう。

加古川市の放課後等デイサービスで行われる手を使った療育

手を使うことは障がいの有無にかかわらず育成に重要な役割を果たしています。その点に注目する加古川市の放課後等デイサービスは多く、手を使った療育を盛んに行っているのが特徴です。まず、楽器を使った療育を行っている放課後等デイサービスがあります。打楽器のような感性を重視する楽器から手先を積極的に利用するピアノ演奏まで様々な演奏を療育に取り入れています。また、食育を重視し料理をしてもらう療育を実施している施設も少なくありません。特に長期休み中、放課後等デイサービスの滞在時間が長い時期には手作りおやつを作るといった療育を実施しているところもあります。もちろん、製造業が盛んな加古川市らしく、工作など手を積極的に使った療育もほとんどの放課後等デイサービスで実施されています。

放課後等デイサービスでは心の療育も重要

放課後等デイサービスは単に障害のある子どもを預かって終わりというわけではありません。療育といって自立を促す活動を行っています。その一環として心の療育を行っているのも特徴です。道徳的な内容を教えるだけでなく、自分で考えることや見る力を養うことで集中力の持続を行ったりといったことも行われています。

休日の放課後等デイサービスの流れ

放課後等デイサービスは、平日の場合、学校が終わったらお迎えが来て半日過ごすというスケジュールです。一方、土曜日や長期休みのような学校が休みの場合のスケジュールは平日と異なります。まず、お迎えは学校ではなく、自宅です。直接家に放課後等デイサービスのスタッフがお迎えに来ます。その後、個別療育を行い、昼食を挟んで休憩、作業などをしておやつ、仕上げの療育を行って帰宅という流れです。昼食が出るという点で平日のサービスと大きく異なります。